EO North Japan 青森IBピッチ大会は、2022年2月27日(金)午後4時から青森市のPENT HOUSEにてEONJ主催 Aomori Innovation Base (AOIB)共催で開催されました。
山形はLIGHT HOUSEで青森はPENT HOUSEなのは偶然です。

EO North Japanでは「東北 Innovation Base プログラム」の一環として起業家、起業または準備中の方を対象に「NexT10(ネクスト10) powered by EO North Japan」と題したピッチ大会を東北各県で開催しています。
NEXT10とは震災から10年経った2021年に、2031年の東北を代表する起業家を発掘しようというEO North Japanのチャレンジです。
もともと、震災をきっかけとしてはじまったEO North Japan。多くの起業家がEOの活動を通して成長しました。
これからの10年のために自分がEOで育ったように、これからの起業家を、EONJの起業家で育てたい。その想いからはじまたのがNExT10であり、Tohoku IBです。
2021年10月15日の宮城県予選(プレ大会)時から始まり、11月は福島県、12月は岩手県、1月には山形県大会を終えました。山形大会の光景は動画でも紹介していますのでよかったらご覧ください。
開催にあたり、青森市長からもビデオメッセージをいただきました。趣旨にご賛同いただきありがとうございます。

それでは今回のピッチ登壇者をご紹介します。
1.川戸元貴 一般社団法人BLUE ties Impression

トップバッターがいきなりバク転からスタート!
川戸さんは子供を体操と運動を通して、子供の社会性を高める教育をしています。
月800人ぐらい子供と会っててる生涯は存在しないと感じています。
大人の関わり方で子供は良くも悪くもなります。コオーディネーショントレーニングをライプチヒ大学の内容を学んで資格を取得しています。脳神経を鍛えるトレーニングを学んだそうです。
子供たちを運動を通して社会性を変えていく。日本で、運動を目的ではなく手段とする。もっと多くの子供たちに知ってもらいたいですね
2.白戸蓮 弘前大学医学部6年/医Café SUP

医学部生なのに、地域を知ろうということで在学中に医Cafeを立ち上げた白戸さん。
医学部の価値観のギャップ。過密なカリキュラムでも、医学生こそ夢を語れ、と訴えました。
起業家マインドをもった医師が増えれば、安心して死ねる青森にすることができる。
青森にいる限り、命ある限りここで戦う意義がある。
がんばってほしいですね!
3.伊藤真也 Arte株式会社

「アルテ」と呼びます。
小学校4年までバスケットに夢中になっていた伊藤さん。その経験から独立を志し、IT企業の営業職を東京で経験。1日何百件も飛び込みをしてトップセールスになることができたそうです。
そこで24歳で起業したあと失敗し、法人営業として復帰。30歳をきっかけに青森で起業を決意。2018年4月から地元のデジタルマーケティングを支援しています。
4.畑井謙吾 A-VENTURES株式会社

KーPopのTwiceのコンサートで夢を達成した経験から、夢を叶えるような仕事をしたいと強く思ったそうです。
そこで銀行を辞め、経営者の支援を始めたました。
コンサートを通して、POPを通して、起業し夢を叶える起業家、経営者の支援をする素晴らしい仕事をしてるのですね。
6名でいま従業員の夢を叶えること、人の夢を叶えることも大事。くすぶってるものがあるがどうしていいかわからない人は気軽に声をかけてほしいそうです!ぜひ一緒に仕事したい人、募集中です!
5.鈴木里穂 株式会社ローカルチェンジ

SNSや動画のお仕事をしている、その根底にあるお話をしてくださいました。
過去、いじめが原因で自殺を防ぎたくて、非行と思われるようなことをした鈴木さん。
自殺率トップクラスの青森。いじめが存在している、青森をチャンスの土地にする。街コンを作ったり、地域活性化アイドルを育てたり、街をPRしたりさまざまな活動をした。
必ず参加してくれる人がいるので、発信する力を通して変えたいということをしています。
ライブコマースなどを行なっている。
できれば県民全員をインフルエンサーにしたいそうです。
6.五十嵐孝直 あおいもりトレーディング

キャッチャーを長年してきたことから「隙間力」を学んだ五十嵐さん。
その力でシンガポール現地法人を立ち上げ、20代で取締役にまでなりました。6年SGに滞在、32歳でロールス・ロイスに出向。その後独立して田子町でニンニクに着目。シンガポールのソウルフード、バクテースパイスの販売を軸にさまざまな事業を展開しています。
アルベルゴ・ディフーゾ、分散したホテルを意味していて、地方の街を回遊させる取り組みをして行きたいでそうです。100万人ぐらいバクテー好きなシンガポール人を青森に呼んじゃいましょう!
7.重野由佳 Appcycle(3月に青森県に新法人設立予定)

青森、都心、シンガポールで自立分散型組織を立て、青森リンゴを世界一にするという思いがあります。
歯科衛生士として個性も発揮できず、自信もなかった過去。世界にでたらわかると思い、オーストラリアでネイルアーティストや大阪やアジアンスイーツを立ち上げて成功していたのですが、シンガポールのFC店を立ち上げたタイミングでコロナのために閉鎖の挫折がありました。
その後IT企業にヘットハンティングされ、ビジネスを経験してたあと、世界のいろんなところで住んでいて、やっぱり生まれ故郷の青森のために仕事がしたいと思ったそうです。
そこでりんごを使った革製品の素材を販売する事業を始めました。
りんごジュースの残渣などを利用したレザーなので、動物を殺さずにレザー製品を作れます。自動車や家具メーカーにこの素材の利用を促し、B2Bで販売を伸ばしていこうと考えています。2025年までに850億円の市場規模があるアップルレザー。ぜひ青森を世界一に!IPOを目指して頑張っています。
8.極檀優也 清水屋旅館

旅館のしながら地域活性化にとりくむ極檀さん。もともとは全く違う化学工業メーカーで会社勤めをしましたが、合わず、旅を通してやりたいことを地元で楽しそうにやっている、すぐに実行される会社と全く違う経験で衝撃を受けたそうです。
そして青森にもどってみると、地元にもそのような取り組みがあることを知った極檀さんは会社を辞め、もともとご両親も継がなくていいと言ってた、旅館をつぐことを決めました。
そしてこれからやっていきたいことは、0円旅館。旅館の宿泊料金をタダにして、地元に外部からの人材が来ることを促し、好きなことをとにかく挑戦できる場所にしていきたいと考えています。これからは空き家などもリノベートして泊まれるようにして、たくさんの人が挑戦できる場所にしたいと考えています。いまは旅館の1部屋をタダにするだけけですが、そこから世界を変えていくつもりです。
これからベーシックインカムのようなそこから経済を仕組みを作っていくチャレンジをしています。
9.小澤幸恵 発達凸凹共育会はぐとも

看護師として長年頑張ってきたあと、お子様の発達障害を育てた経験から、発達障害を持つ子供の就労支援の場として、ボードゲームカフェをつかえないかと考えた小澤さん。
就業支援は通常の国の支援で行うところですが、今の制度では子供たちが自信をもって働ける環境にしにくい、そこであえて民間企業として展開して行きたいと考えています。
ボードゲームをコアに、子ども食堂なども立ち上げ、介護事業者と繋がり地域密着のビジネスを立ち上げていきたいと考えています。ゆくゆくはいろんな年齢の人が使えるようにして行きたいそうです。素晴らしいチャレンジですね。
ぜひ頑張ってください!
ゲスト:中尾ひとみ なかおひとみ 青森県立八戸高等学校1年/学生団体LINDEAL 代表

都会と田舎の学生格差0を目指す団体です。「青森だからしょうがない」を減らすことです。
中尾さんは15年間新潟で育て、いまは八戸在住、「興味あることをとにかくやってみる。」をモットーに課外活動ばかりいままでやってきました。しかし八戸に来て、地方格差の壁にぶち当たることになりました。
青森県は課外活動という概念が浸透していません。理解されず相談できない状況です。開催場所が遠い、興味あるイベントが少ないことも課題です。
機会格差、情報格差、意識格差、負の連鎖を生み出しているので、今日は意識格差について話のお話をしてもらいました。
今の学校は、「部活」「勉強」のみ指導をします。この一本道しかないので学生はすごい苦しいのです。だから学生にいろんな道、一本道以外の逸れたところでもキラキラできるような社会を作りたいそうです。いろんな道で輝く人がたくさんいるのに、その道を知らず苦しむ学生は本当に多いそうです。
中尾さんは学生団体LINDEALという団体の代表を務め、この団体でさまざまなイベントを開催してきている。無料、テーマさまざま、県内だれでも参加できるようにしています。
田舎を理由に諦めない、一本道に苦しむ学生を引き込み、変えていきたいと考えています。協賛金募集しているので協力を募集してくださっています。
寄付受付のフォームは以下です。
審査結果
そして審査結果は、
一位 重野由佳さん

二位 鈴木里穂さん

でした!おめでとうございます!
次回はNExT10は秋田での開催です。3月25日19:00〜クラブスウィンドルで開催します!!
お楽しみに!